まずはお試しから!家庭教師の契約前にできる体験授業とは

2020年11月10日

はじめて家庭教師を検討されるご家庭では、色々と不安な点が多いと思います。

  • 生徒さんと家庭教師の相性が合わない
  • 家庭教師のスキル不足

といった問題は、実際に家庭教師をはじめてみないと分からないため、二の足を踏まれる方もいらっしゃるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、家庭教師の派遣会社が実施している体験授業です。家庭教師の派遣会社によっては無料で実施しているところもあるため、利用しない手はありません。

今回は、家庭教師の契約前にできる体験授業について紹介します?

家庭教師の体験授業とは

家庭教師の派遣会社の多くが、資料請求や問い合わせをしてきたお客様を対象に、家庭教師の体験授業を実施しています。体験授業とはその名の通り、一定期間実際に家庭教師の授業を生徒さんに体験してもらうサービスです。

体験授業はほとんどの派遣会社が無料で実施していますが、

  • 60分の授業を1度体験
  • 1ヶ月無料で体験

など、さまざまなパターンがありますので事前に詳細を確認しておきましょう。

体験授業の流れ

家庭教師の体験授業を申し込んでから本契約するまでの流れを説明します。ただし、派遣会社ごとに方法が異なりますので注意が必要です。

(1)派遣会社への申し込み

利用を検討している家庭教師の派遣会社に「体験授業」の申し込みをします。Webや電話で申し込む際、カウンセリングの日程希望日を聞かれますので、都合のつくスケジュールを確認しておきましょう。

(2)カウンセリング

派遣会社のスタッフとのカウンセリングを実施します。以前は、自宅に訪問するケースが多かったのですが、最近はWeb会議での実施も増えている状況です。お子さんの学習状況や家庭教師に求めるスキルなどについて、派遣会社のスタッフと相談します。

(3)家庭教師の選定

カウンセリングの内容にマッチした家庭教師の候補を、派遣会社が選定します。選定した家庭教師で問題なければ、体験授業の日程を調整しましょう。

(4)体験授業の実施

自宅で家庭教師が体験授業をおこないます。このとき、親御さんも一緒に出席されるのがおすすめです。カウンセリング時に伝えた内容が実現されているか確認しつつ、授業後の面談で気になる点について質問しましょう。

(5)教師の決定

生徒さんともよく話し合い、この家庭教師で問題ないか確認します。よさそうであれば派遣会社と契約を行いましょう。しかし、そうでない場合は別の家庭教師で再度チャレンジするか、別の派遣会社にするか決めなくてはなりません。

(6)家庭教師による授業がスタート

家庭教師が決定したら、授業前に学習目標や方法などを決めるための面談を行います。実際に授業がスタートした後も、疑問点や課題点などがある場合は、家庭教師や派遣会社に積極的に相談するようにしましょう。

カウンセリング時にするべきこと

最適な家庭教師を派遣してもらうためにも、カウンセリングで派遣会社に伝える内容は非常に重要です。少なくとも以下2点については必須となります。

学習状況の説明

カウンセリング時には、派遣会社のスタッフに学習状況について詳しく伝えましょう。

  • 成績
  • 得意・苦手分野
  • 目標
  • 普段の学習状況
  • お子さんの性格

などをできるだけ詳細に伝えておくことで、希望条件に近い家庭教師を選出してもらえる可能性が高くなります。

家庭教師の要望を明確に伝える

一方、家庭教師に求める条件についても、できるだけ具体的に伝えておくことが重要です。

  • 性別
  • 年齢
  • 教え方のスタイル
  • 学歴
  • 過去の実績
  • 家庭教師としての指導歴
  • 得意分野

などカウンセリング時に伝える内容を前もって準備しておくと安心です。また質問や相談事項がある場合も、このときに伝えるようにしましょう。

体験授業で見るべきポイント

体験学習では以下のポイントを中心にチェックすることで、理想の家庭教師かどうか判断します。

指導力

体験授業で確認すべきもっとも重要な部分は、家庭教師の指導力です。

体験授業での指導方法はもちろん、生徒さんが納得しているか、教わったことがきちんと実践できるようになっているか確認しましょう。また家庭教師に指導方法や、今後の指導方針などについて尋ねることも必要です。

家庭教師の人となり

家庭教師は生徒さんの模範になるべき人物であるため、社会人として最低限のマナーが守れることは必須です。みだしなみや言葉使い、遅刻の有無など、基本的なことができているか確認しましょう。

コミュニケーション能力

家庭教師はさまざまなタイプの生徒さんを相手に授業をおこなう必要があるため、コミュニケーション能力の高さが求められます。コミュニケーション能力が高い家庭教師であれば、生徒さんに寄り添った形での課題解決や目標達成がしやすくなる点がメリットです。

また保護者の方ともきちんとコミュニケーションが取れる人物かという点も、併せて確認しておきましょう。

過去実績や出身校

過去にどのような生徒さんを担当し、どのような結果を出したか、家庭教師の過去実績を聞くことも重要です。また家庭教師の出身校も併せて聞いておきましょう。もし生徒さんが目指している学校と同じ場合は、有用な情報が得られると思います。

生徒さんとの相性

いくらスキルが高い家庭教師だとしても、生徒さんとの相性がよくない場合には、よい結果は期待できないでしょう。生徒さんはまだ子どもなので、親や学校の先生以外の大人とマンツーマンで長時間接するのは、思った以上の負担になることもあります。

そのため、授業でのやり取りの様子や体験学習後の生徒さんの意見を参考に、相性を判断することは極めて重要なポイントです。

体験して初めて分かることもある

今回は、家庭教師の契約前にできる体験授業について説明しました。

体験授業は基本的に無料で受けられるので、とにかく試してみることが大切です。実際に家庭教師の授業を受けてみることで、生徒さんに合った学習方法なのかどうか判断することもできるでしょう。

またプロの家庭教師をつけることで、親御さんからは見えない生徒さんの得意分野や弱点などが分かるかもしれません。生徒さんにとって最適な学習方法をみつけるためにも、ぜひ一度体験授業を受けてみることをおすすめします。