幼児教育で家庭教師は利用した方が良い?メリットデメリットを考察!

2020年12月8日

小学校入学前の小さな子どもは成長が早く、次々といろいろなことを覚えます。脳が活発に成長し、あらゆる能力の土台ができあがる時期であるため、幼児教育に力を入れたいと考えている親御さんも多いでしょう。

幼児教育で家庭教師を利用しようかどうか迷っている親御さんもいるかもしれません。ここでは、幼児教育で家庭教師を利用するメリットやデメリットについて考察していきます?

就学前に伸ばしておきたい能力

幼児教育で次のような能力を伸ばしておけば、小学校以降で必要になる学習の土台がしっかりとできあがります。

語彙力

小さいうちにできるだけ多くの言葉に触れると、語彙力が伸びやすいです。絵本などを読み聞かせるのが効果的でしょう。しりとりをすれば楽しみながら語彙力が身につけられます。

数の感覚

数を数えたり多い少ないなどの感覚を身につけておくことが大事です。普段の生活の中で、「友達と2人で」や「お菓子を3つ」など数に関することに関心が向くように働きかけるといいでしょう。

手足を上手に使う力

手先を使って細かな作業をする機会は小学校入学以降もかなり多くあります。今のうちから物を触ったり握ったりする機会をできるだけ多く設けるようにしましょう。

家庭教師の幼児向けコースの主な内容

家庭教師の幼児向けコースでは主に次のような内容を取り扱っています。

簡単な読み書きや数字の扱い

言葉や数字を読み聞かせるなどして、興味を持つように働きかけます。そして、まずはひらがなや数字を自分で読んだり書いたりできるように学習するという具合です。

ひらがなや数字を一通り覚えたら、指示されたことを書いたり、自分の意見を言ったりするような能力を養います。

知恵や工作などの能力を身につける内容

積み木やブロックなどを使って工作を作ったり、パズル解きをしたりして図形や空間を把握する能力を鍛えます。楽しみながら自分の頭で考えて、上手くできたときの達成感も味わえるでしょう。手先を使う能力も同時に育まれます。

小学校受験対策

小学校受験の傾向に合わせて学習指導を行います。図形など上で紹介した内容をさらに発展させた内容や、運動、音楽、絵画などが中心です。

人と話をするときのマナーなどについても取り扱います。

幼児教育や小学校受験で家庭教師を利用するメリット

幼児教育教室などでも、就学前の子どもを対象とした読み書きや数字、図形などの学習は可能です。小学校受験なら専用の塾もあります。

そのような中で家庭教師を利用するメリットを紹介していきます。

子どもに合わせた学習指導ができる

家庭教師なら幼児教室や塾などと違ってマンツーマンで学習指導を行います。そのため、子どもの理解度や得意不得意に合わせたやり方で行えるのがひとつのメリットです。

親御さんとも毎回お話ができる

家庭教師なら学習の前後に親御さんともお話をすることが多いです。学習時の様子はもちろんのこと、普段と変わったことなどがあったときにも知らせてもらえます。

通わなくてもいい

幼児教室や塾だと、送り迎えが負担になることも多いです、家庭教師の場合には通わなくて済むのがメリットです。時間も有効に使えます。

幼児教育や小学校受験で家庭教師を利用するデメリット

家庭教師を利用する際には次のようなデメリットもあります。

料金が高い

家庭教師だとマンツーマンで自宅まで来てもらえるということもあり、幼児教室や塾より料金が高めです。家庭教師なら密度の濃い学習ができますが、料金で幼児教室や塾とどちらにしようか迷う人も多いかもしれません。

マイペースな環境に慣れてしまう

子どもにとっては自分に合わせて学習指導をしてもらえる反面で、マイペースな環境に慣れてしまうこともあります。また、子どもの性格によっては一緒に学ぶ友達や身近な競争相手がいないこともデメリットになるかもしれません。

小学校受験を考える上で必要なこと

小学校受験を考える上で、どんなことが必要なのか見ていきましょう。

筆記試験対策

筆記試験はもっとも対策がしやすいですが、小さな子どもにとっては飽きやすいです。ただやり方を覚えさせるのではなく、自分でやってみてできたことをおさらいするような形でやると定着しやすいでしょう。

実技試験対策

小学校受験では運動や絵画、音楽などの試験も行われます。学校により出題傾向に違いがあるため、早い段階で志望校を決めた上で、対策に取り組むといいでしょう。

また、運動に関しては日常的に公園の遊具などで遊ぶことで、筋力やバランス感覚などが身につき、良い対策になります。

面接対策

面接では語彙力や言語力、コミュニケーション能力が試されます。家庭でもこうした能力を意識して会話をすることが対策になるでしょう。

また、聞く力が重視されやすいため、相手が言っていることを聞き逃さないようにするための練習も必要です。

生活面

あいさつや片付けなど、日常生活において基本的なことができるようにしておきましょう。短期間で身につけるのは難しいため、早い段階から始めておく必要があります。受験まで半年を切るくらいになったら、服をたたんでしまったり靴を揃えたりというようなことを、言われなくてもするくらいだといいでしょう。

まとめ

幼児教育で家庭教師を利用することで、簡単な読み書きや知恵、工作などの能力が身につきます。子どもに合わせた学習指導ができるため、着実に能力を伸ばせるでしょう。

就学前に学習の土台を作っておきたい場合にも、小学校受験をする場合にもぜひ家庭教師の利用を検討してみましょう。