中学受験の面接でよく聞かれる質問と面接対策

2021年9月17日

親子の受験ともいわれる中学受験は、生徒さんと保護者さんが二人三脚で臨む必要があります。

中学受験では試験以外に面接を設けている学校もあり、こちらは生徒さんだけでなく保護者さんへの質問がある場合もあるため、親子ともに対策が必須です。

 

そこで今回は、中学受験を検討している生徒さんや保護者さんのために、中学受験の面接で子供・親それぞれによく聞かれる質問と面接対策を紹介します。

 

中学受験の面接で子供・親それぞれによく聞かれる質問

中学受験の面接では、よく聞かれる定番の質問があります。

質問内容を知っておくことで、あらかじめ回答の準備ができるため有効活用しましょう。

 

面接でよく聞かれる質問【生徒さん編】

中学受験の面接で、生徒さんが注意するべきポイントは、質問の回答内容ではなく答え方です。

質問に対する回答をハキハキとスムーズに答えられれば、優秀な内容でなくても大きな問題はないでしょう。

そのためにも、以下で紹介するよく聞かれる質問内容について対策しておくと安心です。

 

・この学校を志望した理由を教えてください

・学校への通学経路と所要時間を教えてください

・長所と短所を教えてください

・この学校以外にほかの学校も受験しましたか?

・最近読んだ本や気になるニュースを教えてください

・趣味や特技を教えてください

・小学校での生活はどうでしたか?

・中学生になるにあたっての抱負を教えてください

・友達について教えてください

・得意な科目と苦手な科目は何ですか?

・家族や家庭について教えてください

・将来の夢はありますか?

など

 

面接でよく聞かれる質問【保護者さん編】

保護者さんは受験の際、家庭でのしつけや教育方針などについて、書面で回答したものを提出しているケースが多いと思います。

しかし、面接で同じ質問をされることがあるため、回答内容に矛盾しない答え方をしなくてはいけません。

よって、面接がある学校を受験する際には、書面で質問された回答を覚えておく必要があります。

書類のコピーを取ることやスマホで写真撮影するといった工夫が必要です。

 

中学受験の面接で、よく聞かれる保護者さんへの質問は以下のようなものが挙げられます。

 

・家庭での教育やしつけの方針を教えてください

・お子さんの性格を教えてください

・お子さんの長所と短所を教えてください

・お子さんを叱るときは、どのような場合ですか?

・ご家庭では、お子さんにどのような手伝いをさせていますか?

・普段、お子さんとどのような話をしていますか?

・お子さんには、将来どのように成長してほしいですか?

・お子さんに将来、どのような職業に就いてほしいですか?

・お子さんの健康状態を教えてください

・お子さんに私立中学の受験をさせた理由を教えてください

・本校を受験した理由を教えてください

・本校の受験を決めたのは誰の意見ですか?

・本校までの通学経路と所要時間を教えてください

・本校の印象を教えてください

・本校の教育方針をご存じですか?

・本校に入学後は、PTAに協力できますか?

など

 

中学受験の面接対策

中学受験の面接対策は、試験対策ほど難しくはありませんが、無策で臨むのは無謀かもしれません。

最低限、以下の対策は実施しておきましょう。

 

よく聞かれる質問の回答を準備して練習

面接時に質問されたとき、適切な回答をするためには、前述したよく聞かれる質問以外にも、受験する学校でよく質問される内容のリサーチが必要です。

そのうえで、それぞれの質問内容に対する回答を準備しておきましょう。

よく聞かれる質問に実際に答える練習を、何度か実施しておくことが必須です。

また、志望動機やお子さんの将来の夢などについては、お子さんと保護者さんの両方が回答する可能性があるため、事前に話しあって内容をすり合わせておく必要があります。

ただし、回答を準備するのはよいのですが、丸暗記はNGです。

面接当日にお子さんが暗記した回答内容を忘れてしまうと、慌ててしまう可能性があります。

大まかな内容を頭に入れておくようにしましょう。

 

親以外の人を面接官役にして練習

前述した面接の練習は、親が面接官役を担当してお子さんと実施することが基本です。

しかし、親子で面接の練習をしていても、本番のような緊張をお子さんが感じることはないでしょう。

そのため、親子だけで面接の練習をした場合は、面接当日にお子さんが極度に緊張するかもしれないリスクがあります。

まだまだ小学生のお子さんが、初対面の大人に対して適切な受け答えをするのは、大きなストレスを伴うからです。

したがって、面接の練習をする際には、可能であればお子さんが初対面の大人の方に面接官役を担当してもらえると、適度な緊張感がある実地的な練習が積めるでしょう。

 

中学受験の面接対策も親子二人三脚

小学生のお子さんにとって面接は、はじめての体験になる場合も多いでしょう。

緊張感の中に身を置き、普段通りハキハキと答えるためには、やはりある程度の練習は必要です。

事前に面接の練習をおこない、親子二人三脚で中学受験を乗り切ってもらえれば何よりです。