小学校受験の面接でよく聞かれる質問と面接対策
私立や国立の小学校の中には、受験の際に面接が必要な場合があります。
面接の形式は保護者さんだけという学校もありますが、お子さんと保護者さんの両方と面談する形式が一般的です。
そのため、お子さんだけでなく保護者さんの面接対策も必要になります。
そこで今回は、小学校受験の面接で子ども・親それぞれによく聞かれる質問や、面接対策について解説するので参考にしてみてください。
小学校受験の面接でよく聞かれる質問
小学校受験の面接では、お子さんと保護者さんの両方が質問に答える可能性が高く、それぞれ質問の切り口が異なります。
小学校受験の面接でよく聞かれる質問を、子ども・親それぞれでリストアップしたので確認しておきましょう。
面接でよく聞かれる質問【生徒さん編】
お子さんの面接では、質問の回答内容も重要ですが、それ以上に「自分の名前をきちんといえるか」「ハキハキとスムーズに答えられるか」「返事や挨拶がきちんとできるか」「姿勢を正しく保てるか」といった点に気をつけましょう。
また「です・ます」調で、相手の目をまっすぐ見て話せることも大切です。
以上を踏まえ、小学校受験の面接でよくある生徒さんへの質問内容としては、以下のようなものが挙げられます。
・名前を教えてください
・今日はここまでどうやって来ましたか?
・好きな遊びを教えてください
・仲のいいお友達は誰ですか?
・兄弟げんかはしますか?
・お母さんにはどんなときに叱られますか?
・好きな本を教えてください
・何か習い事はしていますか?
・好きな動物を教えてください
・お友達のおもちゃを壊したときは、どうしますか?
・好きな食べ物は何ですか?
・誕生日を教えてください
など
面接でよく聞かれる質問【保護者さん編】
親子で面接に臨む場合は、おもにお子さんと保護者さんの関係性がチェックされます。
例えば、お子さんがきちんと回答できなかったとき、保護者さんがどのような対応や態度を取るかによって、温かい家庭かどうかを判断する基準としているのです。
また、保護者さんのみが面接に臨む場合は、お子さんの普段の様子や子育て、教育方針など質問内容がさまざまで、一朝一夕では答えられないものもあります。
そのため、お父さんも普段から育児や子どもの教育に対して、積極的に関わっておく必要があるでしょう。
さらに、保護者さんの中には学校に対して過度な期待を抱いているケースもあるため、トラブルを未然に防ぐことを目的に、学校の方針とギャップがないか確かめる質問をされる場合もあります。
小学校受験の面接でよくある保護者さんへの質問は以下の通りです。
・本校の志望動機を教えてください
・現在のお仕事を教えてください
・お子さんの教育方針についてどのようにお考えですか?
・本校の学校案内をご覧になってどう思われましたか?
・本校に望むことは何ですか?
・本校のよいところを教えてください
・お子さんは将来何になりたいといっていますか?
・お子さんの好きな遊びを教えてください
・お子さんの名前と生年月日を教えてください
・お子さんにしてもらいたい苦労は何ですか?
・お子さんの習い事について教えてください
など
小学校受験の面接対策
まだまだ幼いお子さんと一緒に面接対策をおこなう場合には、保護者さんが気をつけてあげなければいけないポイントが多いです。
面接の練習方法とともに紹介します。
面接の練習方法
先ほど紹介したよくある質問を使って、保護者さんが面接官の役になって面接の練習をすることは、面接対策としてオーソドックスな方法です。
しかし、面接の練習をする場合には、お子さんにできるだけ「受験」を意識させず、普段通りの受け答えができるように配慮する必要があります。
よって、面接形式というよりは、普段の会話の中によくある質問内容を織り交ぜながら、自然に練習をしていく方法がおすすめです。
また、練習中に保護者さんのほうに熱が入り過ぎると、お子さんが受験を意識してストレスを感じる場合があるため注意しましょう。
面接での注意点
まず、お子さんは「です・ます」調でハキハキと回答することを心がけ、着席中にキョロキョロしたり、足をぶらぶらさせたりしないように伝えておきましょう。
もし、面接中にこれらのことがきちんとできていない場合でも、お子さんが委縮してしまうため注意するのは厳禁です。
一方、保護者さんは聞かれたことに簡潔に答え、話の大枠を外れたり、抽象的な回答をしたりしないように注意しましょう。
また、面接中にお子さんと温かい会話をすることで、家族の雰囲気やそれぞれの人柄が伝わるとベストです。
保護者さんのウェイトが高い小学校受験の面接
小学校受験の面接では、保護者さんが回答する割合が多くなるため、必要最低限の面接対策をおこなっておく必要があるでしょう。
また、お子さんに受験を感じさせないように配慮しつつ、少しずつ練習をしなくてはいけません。
小学校受験が「親の受験」といわれる所以は、この辺りにあるのでしょう。
ぜひ家族一丸となって面接を乗り切り、志望校合格を勝ち取ってください。