誘惑が多すぎる!家で集中して勉強する方法
受験勉強やテスト勉強を効率よくおこなうためには、家での時間をいかに有効活用するかが重要なポイントです。
しかしながら、
「誘惑が多い」
「すぐ寝てしまう」
「ずっとスマホを触ってしまう」
といった理由で、家で勉強しているとなかなか集中できないという生徒さんも多いでしょう。
そこで今回は、家で集中して勉強できない理由と、集中して勉強する方法を紹介します。
家で集中して勉強できない理由
まずは、なぜ家で勉強に集中できないのか、その理由を知っておきましょう。
誘惑が多く抗えない
家にはTVや漫画、ゲームなど誘惑が多いため、勉強そっちのけでそちらに時間を取られてしまう学生さんも多いものです。
そして、最近はスマホをずっと触ってしまい、勉強に集中できないという生徒さんもたくさんいます。
さらに、自分の部屋で勉強をしている生徒さんはついベッドで眠ってしまうケースや、小腹が空くたびに冷蔵庫に食べ物や飲み物がないか物色しに行くケースも考えられるでしょう。
ヒトは目の前に誘惑があると、やらなくてはいけないことがあることはわかっていても、つい楽なほうに流されてしまう傾向が強いため、家で集中して勉強ができないのです。
時間が無限にあると錯覚する
家にいると学校や塾などとは異なり、ものごとが決まった時間に始まることが少なくなります。
また、何をする場合でも、自分で始まる時間と終わる時間を決められるため、時間の使いかたがどうしてもルーズになりがちです。
このように、まるで時間が無限にあるかのように錯覚すると、時間あたりの勉強効率が非常に悪くなります。
例えば、テストまで後10分しかない場合と10時間ある場合では、勉強への集中力が大きく異なるケースと同様です。
ヒトは時間に余裕があると、タスクを完了させるためにフルに時間を使おうとする傾向があるので、時間が無限にあると錯覚しがちな家ではどうしても勉強に集中しづらくなります。
勉強モードに入りづらい
家は生徒さんにとって、もっとも日常といえる場所です。
そのため、普段の生活と勉強の切り替えが非常に難しくなります。
例えば、家族と談笑しながら夕飯を食べ、少しTVを見た後で、すぐに集中して勉強モードに入れるような生徒さんは非常に少ないでしょう。
それはテレワークが増えて、仕事とプライベートの切り替えができない社会人とまったく同じことです。
塾や学校では比較的勉強に集中できる生徒さんが、家ではまったく集中できないというケースは、日常と勉強の切り替えがスムーズに行かないことが理由といえます。
家で集中して勉強する方法
家で集中して勉強するためには、集中しづらい理由を克服することが必要不可欠です。
いくつかの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
部屋を整理して誘惑を排除しておく
勉強をする部屋が散らかっていると、ついほかのことを考えてしまいがちなので、できるだけ整理整頓をこころがけましょう。
しかしながら、完全に勉強道具だけにするのは厳しいと思われるため、最低でも漫画やゲームなど、勉強の邪魔になるものは見えないように隠したり、別室に置いたりするべきです。
中でも生徒さんが勉強をするとき、もっとも集中力を乱されるものがスマホ。
勉強中はスマホには触らないと決めていても、友達からのLINEの通知が画面に表示されるなど、集中力を乱す原因になります。
そして、一度スマホを開いてしまうと、すぐに勉強モードに戻ることは困難です。
そのため、家で勉強するときにはスマホの電源はオフにしておくか、または別室に置き視界に入らないようにしておきましょう。
勉強のスケジュールを明確化する
家にいると時間の使いかたがルーズになりがちなため、あらかじめ勉強のスケジュールを明確に決めておき、その時間になったら勉強を始める習慣をつけましょう。
勉強する時間を決めておかないとなかなかやる気にならないため、時間だけが無駄に過ぎてしまう可能性が高いです。
ただし、勉強時間を決めるだけでは不十分で、細かく何をやるのか時間配分をしておくことも忘れてはいけません。
時間がいつまでもあると思うと集中できなくなるため、タイマーなども活用してメリハリをつけることがポイントです。
勉強モードに入るきっかけ作りをする
家にいるとなかなか「勉強をしよう」という気持ちにならない生徒さんも多いため、勉強モードに入るためのきっかけ作りをすることが重要です。
例えば、
・勉強をする前に軽く体操をする
・勉強する前にコーヒーを入れる
・勉強前にシャワーを浴びる
など、毎回勉強をする前に必ずおこなうルーティーンを決めておくと、勉強モードに入りやすくなるでしょう。
また、自室ではなく、あえて家の別の場所で勉強することを習慣付けることで、その場所に行ったら勉強モードに入るという環境にすることもひとつの方法です。
すぐに始められる内容から取り組む
なかなか勉強モードに入れないときには、とにかく始めてしまうというのも効果的です。
例えば、英語の問題集や計算問題など、すぐに始められる内容であれば、問題を解いているうちに徐々に勉強モードに入れる場合があります。
一方、いきなり難しい問題を解こうとすると先が見えづらくなり、やる気がなくなる可能性が高いので避けたほうがよいかもしれません。
自分なりのやり方を見つけることが大切
どの生徒さんにとっても、家での勉強時間は長くなるものです。
そのため、家で集中して勉強ができるようになれば、目標達成により近づくことができるでしょう。
誘惑が多い家で勉強するのは、なかなか難しい部分もありますが、自分なりの集中できる方法を探してみてください。
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