「やる気がでない……」から脱出!苦手科目が生まれる要因と克服方法
ほとんどの生徒さんには、苦手科目があるものです。
苦手科目へ前向きに取り組めない生徒さんは、さらに成績が悪くなるという負のスパイラルに陥る場合もあります。
しかし、苦手意識がある科目に積極的に取り組むことは容易なことではありません。
そこで今回は、苦手科目の勉強方法について悩んでいる生徒さんのために、苦手意識が生まれる要因と苦手科目を克服する勉強法を紹介します。
ぜひ家での勉強に役立ててください。
苦手科目が生まれる要因
苦手科目を克服するためには、まずそれが生まれる要因を明確化することが大切です。
生徒さんの苦手科目が生まれる要因を絞り込むことによって、どのような克服方法をとるべきかがわかるでしょう。
解き方や内容を理解しないまま放置している
苦手科目の問題の解き方がわからなかったり、深く内容が理解できていなかったりする状態を放置すると、生徒さんはますますその教科が苦手になります。
どの科目の問題にも正しい解き方が存在するため、それを知ることでスムーズに問題が解けるようになるでしょう。
また、問題の意図を正しく理解することで、求められている回答がイメージしやすくなります。
そのため、正しい問題の解き方や問題内容を深く理解できれば、苦手科目の克服につなげる効果が期待できるでしょう。
苦手意識がある
特定の科目に苦手意識がある場合も、苦手教科が生まれる要因のひとつです。
過去に問題を正しく解けなかったといった経験から苦手意識が生まれ、その後食わず嫌いになるケースが一般的でしょう。
そのため、実際に問題を解いてみたら、案外スムーズに解ける場合も多いです。
ただし、苦手意識があると長時間勉強する気分にはなりづらいため、勉強する環境を整える工夫は必要かもしれません。
思ったように点が取れずやる気がでない
苦手科目に対しては積極的に取り組むことが難しいため、生徒さんはテストで思ったような点が取れないことも多いでしょう。
そのため、ますます苦手科目への取り組みが億劫になりがちです。
しかし、勉強への取り組みが消極的になっていることが、テストでよい点が取れない要因になっているため、勉強時間を増やす工夫が必要になります。
したがって、苦手教科の問題に取り組む場合には、最初は簡単に解ける問題からチャレンジするべきでしょう。
苦手科目を克服する勉強法
苦手科目を克服するためには、スモールスタートが重要です。
最初は短い時間で簡単な問題をクリアしながら、徐々に勉強時間を増やしていくことが苦手教科を克服するためのコツといえるでしょう。
そこで、以下の勉強法を試してみてください。
最初は5分でもOK!短い勉強時間からスタート
苦手意識がついた科目をいきなり長時間勉強することは困難です。
そのため、最初は短い勉強時間でもよいので、苦手科目を勉強する時間を作りましょう。
1日5分からでも問題ありません。
まずは苦手科目の勉強に取り組むことが大切です。
慣れてきたら5分から10分、30分、1時間と、少しずつ勉強時間を増やしていきます。
できるだけ毎日続けることが、苦手意識を克服するポイントです。
1日たった10分の学習だとしても、1週間続ければ1時間以上の学習時間に相当します。
勉強時間が増えれば、苦手科目の勉強にスムーズに取り組めるようになり、テストの点数も徐々に改善されることでしょう。
また「苦手科目の勉強を毎日続けられた!」という生徒さんの自信にもつながります。
継続は力なり!小さな目標をクリアしていくこと
苦手科目を克服するためには、まず簡単な問題を解けるようにするなど、小さな目標を設定してクリアしていくことが大切です。
いきなり難しい問題にチャレンジしても、解ける可能性は非常に低いため、かえって逆効果になります。
例えば、
・今日授業で習った問題を1問解いてみよう
・今日覚えた漢字や単語、公式などを確認しておこう
・今日読んだ文章を読み返してみよう
など、できるだけハードルを低くすることがポイントです。
簡単な問題でも毎日取り組むことで、生徒さんは「苦手教科の問題を解いた」という成功体験が得られます。
この成功体験を積み上げることが、苦手教科を克服する一番の近道だといえるでしょう。
少しずつ問題の難易度を上げていくことによって、徐々に対応できる幅が広がり、生徒さんの苦手意識も少しずつ減っていきます。
学校の先生や塾の講師、家庭教師などと相談して、どのような課題を設定するべきか相談しておくと、さらに効果的でしょう。
毎日の積み重ねが大切
苦手科目を克服するためには、今回紹介した方法で毎日勉強に取り組むことが大切です。
簡単な問題のクリアを繰り返すうちに、徐々に難しい問題にもチャレンジできるようになるでしょう。
毎日苦手教科の勉強を繰り返すことで、苦手意識も少しずつ消え、成績の改善が期待できます。
ぜひ今日からでも、苦手科目の勉強に取り組んでみてください。