家庭教師とオンライン家庭教師の違いとは?それぞれのメリット・デメリットも比較

2022年10月17日

受験や学校のテスト対策をするために、家庭教師の導入を検討する生徒さんや親御さんは多いと思います。

また近年は新型コロナウイルスの流行により、オンライン家庭教師のサービスも浸透したため「どちらを選ぶべきなの?」と悩む方もいるかもしれません。

家庭教師とオンライン家庭教師は同じ部分もありますが、違う部分もあるため、両者の違いを把握したうえで検討しなくてはいけません。

そこで今回は、オンライン家庭教師を利用しようとしている方のために、両者の違いやメリット・デメリットについて解説します。

家庭教師とオンライン家庭教師の違い

家庭教師とオンライン家庭教師では、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれのサービスに関する特徴を確認しておきましょう。

家庭教師の特徴

家庭教師とは、講師が生徒さんのご自宅に直接訪問して、対面による授業を行うサービスです。

塾などのように、生徒さんが通う必要はないため、移動時間や交通費が発生しません。

ただし、講師の交通費は発生します。

家庭教師の講師を担うのは、多くが大学生です。一部のサービスにおいては、いわゆるプロ家庭教師と呼ばれる、30~40代の講師が授業を行う場合もあります。

家庭教師は、おもに生徒さんの部屋などでマンツーマンによる授業が行われるため、緊張感を維持しつつ、スムーズにコミュニケーションができる点も特徴です。

また親御さんにとっても、授業の様子ややりとりを間近に見られるため、安心しやすいでしょう。

オンライン家庭教師の特徴

オンライン家庭教師とは、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議システムを介した、家庭教師サービスです。

講師はオンラインで授業を行い、生徒さんとコミュニケーションをとりますが、内容的に通常の家庭教師と大差はありません。

通常の家庭教師と同様、生徒さんは自宅で授業が受けられるので、交通費や移動時間を考慮しなくてもよいです。

また、講師も自宅からオンラインで授業を行うため、交通費は発生しません。

オンライン家庭教師を受講するためには、自宅にインターネット環境が必要です。

パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスをはじめ、光回線やLTEなどを活用したWi-Fiなどの通信環境を整える必要があります。

オンライン家庭教師では、講師が移動しなくてよいため、全国どこからでも参加できる点が特徴です。

そのため、生徒さん側も全国から好きな講師を選べます。

家庭教師とオンライン家庭教師のメリット・デメリット

家庭教師とオンライン家庭教師は似ているようで、多くの違いがあります。両者のデメリット・デメリットを整理して、どちらのサービスが適切なのか確認しておきましょう。

家庭教師のメリット・デメリット

家庭教師のメリットは、マンツーマンによる授業が行えるため、生徒さん一人ひとりに最適な内容の授業が行えることです。

講師との信頼関係も築きやすく、その場ですぐに質問ができる点も、大きなメリットだといえます。

自宅で授業が受けられるため、生徒さんの移動時間や交通費が発生しない点も大きなメリットです。

一方、家庭教師のデメリットとしては、生徒さんのご自宅に通える範囲の講師しか選べないことが挙げられます。

選べる講師の選択肢の幅も、オンライン家庭教師に比べると狭くなりがちです。

講師が遠方から通う場合は、多くの交通費を支払わなくてはいけません。

また、講師が自宅に訪問するため、清掃やお茶出しなど、親御さんの負担が増えることもデメリットです。

親御さんが不在時には、講師を呼びにくいといった制限もあるため、講師を依頼できる時間に制約が多くなる点も考慮する必要があります。

オンライン家庭教師のメリット・デメリット

オンライン家庭教師は、家庭教師のメリットをほぼ踏襲したうえで、さらなるメリットを得られる点が特徴です。

オンラインとはいえ、生徒さんと講師はマンツーマンで授業を行うため、一人ひとりに最適な内容で実施できます。

オンラインでも生徒さんは講師にすぐ質問できるため、コミュニケーションを通常の家庭教師と同様にスムーズに行うことが可能です。

オンライン家庭教師では、講師を全国から選べます。

生徒さんにもっとも合った講師を、妥協することなく探せる点は大きなメリットだといえるでしょう。

また、講師が通う時間を考慮する必要がないので、授業の時間も生徒さんの都合に合わせて選びやすくなります。

部活や塾などとの両立もしやすいので、生徒さんが無理なく家庭教師を続けることが可能です。

さらに、家庭教師のように講師の交通費が発生することもないため、教育費を抑えられる点も親御さんにとってうれしいポイントだといえるでしょう。

一方、オンライン家庭教師のデメリットは、インターネット環境が必須であることです。

自宅にない場合は、デバイスや回線を準備しなくてはいけないので、初期費用に加え、ランニング費用も発生します。

またオンライン家庭教師の場合、講師がすぐ側にいるわけではないので、通常の家庭教師に比べると、生徒さんが緊張感を維持できない場合もあることはデメリットだといえるでしょう。

生徒さんに合った家庭教師の方法を選ぶことが大切

家庭教師とオンライン家庭教師には、同じ部分もありますが違う部分も多いです。

それぞれ一長一短あるので、生徒さんに合った方法を見極めなくてはいけません。

本記事の内容が、生徒さんにどちらの方法が適しているか検討する一助になれば何よりです。